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デッキ加工編



2005年11月購入

POPEYE STESSL PUNT-11

本体価格(会員価格15%OFFで購入) \83,300-
船舶登録手数料 \5,000-
諸経費消費税 \250-
船体予備検査費用 \13,100
船舶測度関係手数料 \7,000-

合計

\108,650-

デッキ作製に対する購入品リスト

品 名

単価 個数 小計
キャプタイジョイント(雄雌セット) 1029 2セット \2,058-
ブースターケーブル 100A 5m 1250 1本 \1,250-
タッカーの刃 50 1箱 \50-
4mmリベット 720 1箱 \720-
Lアングル 30×30×3t 655 5本 \3,275-
□角材 25×15×1.5t 648 2本 \1,296-
G17スプレーボンド 720 3本 \2,160-
合板 1800×900×11.5t 785 4枚 \3,140-
合板 1カット 30 6カット \180-
プッシュリベット 330 2箱 \660-
カーペット 1820幅 10cmあたり 116 500cm \5,800-
M6×40 蝶ボルト(3本) 125 2袋 \250-
シートスイベル 4000 1個 \4,000-
リッドリフト(デッキの取手) 473 2個 \946-
クイックターミナル 1770 持参
合計 \23,625-

 

1−1

コンパネ@ 1枚目

『バウデッキ』

合板 1800×900×11.5t のコンパネをホームセンターで購入時、おおよそのサイズにカットしてもらうと便利。(1カット30円程度)

今回カットした寸法
@1060×525

※カットする事で、乗用車などでも持ち帰る事が可能となる。(1800×900のままでは乗らない・・・)

1−2

コンパネAB 2枚目

『左フロントデッキ&左リアデッキ』

合板 1800×900×11.5t のコンパネをホームセンターで購入時、おおよそのサイズにカットしてもらうと便利。(1カット30円程度)

今回カットした寸法
A1040×540
B500×540

1−3

コンパネCD 3枚目

『右フロントデッキ&右リアデッキ』

合板 1800×900×11.5t のコンパネをホームセンターで購入時、おおよそのサイズにカットしてもらうと便利。(1カット30円程度)

今回カットした寸法
C1040×540
D500×540

1−4

コンパネE 4枚目

『センターデッキ』

合板 1800×900×11.5t のコンパネをホームセンターで購入時、おおよそのサイズにカットしてもらうと便利。(1カット30円程度)

今回カットした寸法
E1010×790

1−5

コンパネF (余った部分)

『シートスイベルの台座』

余ったコンパネから、シートスイベルより50mm程度大きめにカットする。

カットにはジグソーなどを用いると作業が楽だが、危険が伴うので注意!!

2−1

ホールソーで浮力帯に穴を開ける。

浮力帯にシートを設置する場合には、ホールソーなどで浮力帯に穴を開け、中の発泡スチロールを掘り出す。

今回使用したホールソーは32mmの物です。
TFJ2号艇の改造時に購入していた物。
\3,000-程度かな?
コードレスインパクトドライバーは12V仕様の物で\9,800-だったかな?(安売り時に購入した)


2−2

シートスイベルの台座に適当な大きさの穴を開ける。

シートスイベルの形状に合わせて、ジグソーなどで少し大きめの穴を開けておく。
シートスイベルの下に隠れるので、穴を整形したりする必要はない・・・と、個人的には思うw

浮力帯のアルミの厚さによっては、シートスイベルの台座を大きく設ける方が良いかも・・・
今回作製した台座では、浮力帯のアルミの板がペコペコ動き、シートが揺れた。


2−3

フロントの浮力帯にカーペットを張る。

浮力帯の寸法に合わせてカーペットをカットする。

『G17スプレーボンド』等を使用してカーペットを浮力帯に貼り付ける。

コツとしては、貼り付ける前に何度もカーペットを浮力帯に合わせて型を付けると位置出しが楽になる。
また、中央から張ると端がズレる可能性が高くなるので、カーペットの端から順に張っていくのが良いと思われる。

カーペットの剥がれ防止に『プッシュリベット』と呼ばれる、車の内張り等を止めてあるリベットを打ち込むと、端から張っていく際に引っ張りながら作業が出来る。

シートスイベルの差し込む所のカーペットはカットしておく。


2−4

リアの浮力帯にカーペットを張る。

浮力帯の寸法に合わせてカーペットをカットし、フロントと同じ要領でカーペットを張る。

『G17スプレーボンド』はスプレータイプのゴム糊で、使用する際には必要なだけ吹き付けれるので便利は良いが、内容量が少ないため多数購入する必要がある。
コストを抑えるのであれば、缶タイプのG17ボンドを購入し、刷毛等で塗る方が良いかも・・・
だが、手や服、ボートやカーペットなどがボンドで汚れる可能性が高いので注意!

2−5

浮力帯カーペット張り終了。

3−1

バウデッキ作製

1番のコンパネをバウデッキのサイズ(台形)に追加加工する。

3−2

エレキマウントの位置を決める。

実際にエレキを置いてみて位置決めをし、マウントの取り付け穴を開けておく。


3−3

バウデッキ固定。

バウデッキを固定するため、ナッター(ブラインドナット)で四隅に加工する。

TFJ2号艇の時は、蝶ボルトと蝶ナットで締め付けていたが、船体の先端部へ取り付ける時に、ボルトナットの取り付けが苦労していた。
3号艇では、アルミのブラインドナットで船体にナットを固定してしまい、バウデッキの取り付けを簡易化してみた。
※アルミのブラインドナットは、少しでも斜めにボルトを入れると、すぐにネジ山が壊れるので注意が必要。

4−1

バウデッキ カーペット貼り付け。

カーペットをバウデッキのサイズより、約65mm幅程広くカットする。
※カーペットはホームセンターで切り売りしている物を使用
色はグレー,レッド,グリーンなどがある。
個人的に色の濃いカーペットは色褪せするのでグレーが無難かと・・・

※注意!
番号@が見えるように置いているが、この番号の面がカーペットとの内側に入る設計・・・

4−2

カーペットをボンドで接着する。

65mm幅でカットしたカーペットの一辺のみボンドを付ける。

4−3

カーペットをタッカーで仮止めする。

カーペットの接着はあくまでもボンドであるが、ボンドが乾くまで剥がれてしまうので、仮止めとしてタッカーなどを使い止める。

4−4

バウデッキを仕上げる。

4−2,4−3の一辺が終わったら、カーペットの広い部分にボンドを塗り、端から伸ばすように貼り付け、残った三辺を4−2,4−3の要領で固定していく。

四隅の処理が難所だが・・・長方形であれば45°カットすれば綺麗に合うが・・・台形や形が複雑な物はどうやるのが正解か・・・自分でも解っていないw
裏なので止まってれば問題ないということで・・・(ぉぃ

※なぜ@の番号が見えてるのでしょうか?(笑)
はい・・・ミスです・・・せっかく合わせたマウントの穴位置なども意味無いです・・・
皆さんは気をつけましょう(;´д⊂)

5−1

フロントデッキ用フレーム作り。

Lアングル 30×30×3t 1mのアングルに等間隔でリベットの穴を開ける。

フロントの浮力帯側は、100mm間隔くらいで穴を開けました。

5−2

フレームを固定する。

穴の開いたアングルを浮力帯に当て、同じ穴位置にドリルを通す。

貫通した穴にリベットを打ち込み、浮力帯にアングルを固定する。

リベットではなくステンレスのタッピングビスでも良い。
リベッターがあれば、リベットの方がかなり楽かも・・・

5−3

デッキサイズに合わせフレームを取り付ける。

今回のフロントデッキは2枚で構成したため、船体の中央に、Lアングルを2本合わせた物をデッキの支えとしてフロントのフレームと固定した。

6−1

コンパネAとCでフロントデッキを作製する。

AとCをデッキサイズに合わせ、追加加工する。

※カーペットの厚さを考慮してカットしないと、カーペットを貼った後にデッキが入らなくなるので注意する。


6−2

デッキに取っ手を作製する。

デッキを取り外す時、釣行時にデッキ下の物を取る時などに、デッキを持ち上げる際の取手を作製する。
リッドリフトに合わせた穴を開ける。
今回しようしたリッドリフトはシートスイベルとほぼ同じ穴径だったので、32mmで穴を開け、丸ヤスリ等で微調整した。

この取っ手類を作製しておかないと、デッキの取り外しが困難になる。
今回は少し凝って『リッドリフト』なる物を付けたが、簡単に取っ手を作成する場合には、今回のセンターデッキで付けているような物で問題は無い。

6−3

フロントデッキにカーペットを貼る。

バウデッキ同様、65mm幅程広くカットしたカーペットを、バウデッキの時と同じ要領でカーペットを張る。

フロントの補強ポールを回避するための部分にカーペットを張るのが難しかった・・・

6−4

フロントデッキを仕上げる。

AとC共にカーペットを貼り、『リッドリフト』をステンレスのM4×12程度の木ネジ等で固定する。


7−1

コンパネEで、センターデッキを作製する。

センターデッキは長方形なので、もっとも簡単に作成する事が可能。

バウデッキ等と同じ要領で、65mmの糊しろを作り、一辺から貼る。
ある程度引っ張りながら貼ると仕上がりが綺麗になる。

完成したらボートにセットして、実際に乗ってみる。
今回のセンターデッキには、フレーム等を設けなかったので、体重によるデッキの沈み(たわみ)が大きすぎないか調べる。

デッキ面積が広いため、たわみがあるため、デッキ裏にアルミの角材(25×15×1.5t)を2本横方面に打ち付けた。

7−2

センターデッキの取手作製

幅15mm程度のベルトを100mm程度の長さで切り、半分で折り返した物をタッピングビスなどで固定する。

デッキを取り外す時に、デッキが持ち上げれる物なら何でも良いと思う。


シートスイベルと取り付ける。

フロントの浮力帯に、シートスイベルを木ネジで固定する。

シートを取り付けると、こんな感じになる。

※浮力帯のアルミの板厚が薄いのだろうか?
シートに体重をかけた時に浮力帯のアルミ板ごとペコペコ動いた・・・
改良する必要があるかも・・・

9−1

コンパネBとDで、リアデッキを作製する。

リアデッキは、基本的に作らない人も多いかと思いますが、3号艇では2号艇ではありえなかった『広い空間』を作り出すため、リアデッキを作製する事にした。


9−2

コンパネを加工するITK氏

自分が乗るスペースくらいは自分で・・・と言う事で?ITK氏に手伝って頂いた。

デッキを作製するため、船体の寸法を測ったりするとよく解るのだが・・・かなりいい加減な作りで、左右の寸法が10mm程度違う事もある・・・
現物合わせでコンパネをカットし、カーペットを貼る。

基本的にリアデッキの上には全体重を掛けないようにするので、フレームはデッキを乗せる程度ものにした。

リアデッキを作製する事によって、デッキの下にバッテリー2個とカッパなどの備品を入れるスペースが確保され、デッキ上がスッキリする。

10

デッキ作製完成!

フルデッキ仕様で、こんな感じに仕上がりました。

今の所は、エンジンを取り付ける予定が無いのでエレキ仕様のデッキです。
2号艇とは比べ物にならないくらいの広い空間が得られました。


11−1

電源ケーブル

私の所有するMotor Guide EF−54Vでは、40A〜50Aの電流が流れると思われます。
ケーブルは水道のホースと同じ様な物で、細くて長い物にするとホース内(ケーブル)に抵抗が増えます。
一般的に60Aの電流に対しては8sqを使用するらしい。
安価に済ますため、車のブースターケーブル100A用5mを購入してみた。

電機について詳しくないので保障は出来ないが、100A用なので燃える事は無いだろうと思うw
ただ、ケーブルの保護皮膜がゴム質なので風化が早い可能性があり、要注意かもしれない・・・朽ちてショートしたら船体に穴が開くかも・・・((((゜Д゜;))))

エレキとの接続コネクタに関しては、ワニ口や丸ラグが一般的だが、3号艇は溶接機用のキャプタイジョイントを使用してみた。
ここまでやる必要はないと思うが、ワンタッチで装着、大容量に対して安心、そこそこ安価で済む、などの理由から採用してみた。2セットで2,058円ならアリではないだろうか?w

11−2

電源ケーブル リア

バッテリーへの接続は、ワニ口、丸ラグ、ワンタッチコネクタとあるが、今回はワンタッチコネクタを採用した。

ITK氏は樹脂の部分が取れるので嫌がっていてが、取り付けが楽な事から、これで勘弁してもらおうと思うw

配線はリアデッキのフレームに固定し、最短にまとめてみた。


12

デッキ作製完了!

TFJ3号艇の完成。
今回は広さを求め、2人で釣行してもくつろげる空間を作製したつもりだ・・・
ストレス解消のバスフィッシングライフを有意義に楽しんで生きたいと思う。

これにてTFJ2号艇はITK氏へ譲る事にした。
2号艇の改造は、ITK氏の準備が出来次第行う予定。

 

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