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TFJ3号艇

デッキ加工編 埋め込みライヴウェル編  

 

埋め込みライヴウェル編


2007年2月〜3月製作

TFJ工房として何か作ろうと思い・・・
あまり必要性もないがライヴウェルを船体に埋め込もうと考えた。
想像の世界で、色々と考えた!

@何処に設置するか?
 A案:リア浮力帯に内蔵する。
 B案:フロント浮力帯後ろに設置する。

A給水はどうするのか?
 A案:給水ポンプ設置して外部循環を行う。
 B案:外部循環用ポンプを必要時だけ取り付ける仕様にする。
 C案:バケツで給水して内部循環を行う。
 D案:バケツで給水してブクブクで酸素を入れる。

B排水はどうするか?
 A案:オーバーフロー排水口、排水口を設置する。
 B案:ポンプで排水する。

Cライヴウェルは何を使用するか?
 A案:専用の埋め込みライヴウェルを購入する。
 B案:適当なボックスから作る。

D予算は?
 20,000円程度に抑えたいな!

そして結論は・・・

@フロント浮力帯後ろに設置。
A給水ポンプで外部循環を行う。
B排水:オーバーフロー式,ドレン配管は給水管利用。
C適当なボックスで作製する。
D・・・在る物は購入せず、足らない物だけ購入して23,000円と微妙にオーバー(;´д⊂)

全部揃えると3万円コース・・・専門店に注文し綺麗に出来る事を考えると、この度の加工は本当にお得なのかな??(笑)
まあ、作る楽しみを考えればこんなものかな〜(≧∇≦)b

フロント浮力帯の後ろにRV−BOX770Dを置き、高さ、幅、奥行きの位置を確認する。

予想通り、高さは浮力帯より若干低めなので、デッキを張ればフラットに仕上がりそうだ!

容量もバスを数引き入れても余裕があり、十分な水が確保できる。
TFJ3号艇は二人乗船が多い為、水を入れた時のバランスを考えると、センターに配置する方が良いと考えた。

【ライヴウェル本体】

まずはライヴウェル自身の作製から・・・

RV−BOX770Dの蓋は使用しないため取り外し、排水のオーバーフロー位置、給水ノズル位置、ドレン排水位置を決めて加工する。

樹脂なので、サクサクっと加工が出来る。

各部を固定する際に、水漏れの事を考えてコーキング材等のシリコンでコーティングしてシールする。

この度は、少しだけ拘ってみた。

排水のオーバーフローラインより少し下にフロートセンサーを設けて、フロートセンサーが働くまで一気に水を給水する制御システムを作る事にした。

果たして思い通り動くであろうか?( ̄ー ̄)

給水ノズルは、給水ポンプを購入した時に同梱されていた物を使用する。
エアレーター機能付きノズルなので空気を取り込みながら給水するようだ!

下部に設置されているのは排水口で、給水ポンプの配管から枝分かれしている。
給水時はコックを閉め排水しないようにしているが、ボートを上げる時は、コックを開けて給水配管を利用し排水する。

配管が細い為、抜けるのに時間が掛かるのが難点か?

ライヴウェル本体の側面に制御ボックスを取り付ける。

○電源スイッチ
○強制給水スイッチ
○間欠タイマーボリューム


【制御ボックス】

この度は、全て自作と言う事で給水ポンプを制御する部分も自作してみた。

今回はタイマーやリレーを持っていたので新たに買う費用が無かったから安く付いたが、全て買うと4,000円くらい掛かる。
オークションで安い時に買うと5,000円程度・・・オークション等で売っている制御タイマーを買う方が作る面倒が省けるので割安かも知れない(笑)

ただし、自分で作る回路は、追加センサーや制御動作を自由に設計できるので自由度は広いと思われる。

この度作った制御回路の動作フローはこんな感じだ!

**********************
@制御電源SW:ON
AフローSW:OFF→強制給水:ON
BフローSW:ON→ポンプ制御:ON
Cポンプ制御:ON→60sec毎 給水ポンプ:ON⇔OFF
D排水:オーバーフロー排水
********************************************
E強制ポンプSW:ON→給水ポンプ:ON
F排水弁:開→排水
**********************
※ポンプ制御は、1sec〜600secでも設定可能。

【フレーム】

浮力帯に埋め込む場合は、このフレーム作製が必要なくなる。
しかし、浮力帯をくり貫いてしまうと、船体の浮力が足らず船体検査の時に浮力不足で乗員人数を減らせれるか、最悪は船体検査が通らなく事があるらしい・・・
(この船は船体検査はないけどねw)

フロント浮力帯とフラットになるようにフレームを作製し、合板でデッキを作製する。

デッキ作製編で紹介した手順で、デッキを作る訳だが、この度のデッキは、バスを出し入れする「ハッチ(扉)」を作らなくてはならないので、少し複雑になるが要領は同じ事だ。

ハッチ位置を決めて、ジグソー等で切り貫く。

切り貫いた板は、ハッチ自身になるので捨てずに加工する。

カーペットの厚さを考えて、一回り小さく加工しておかないとハッチが閉まらなくなる。
カーペットの厚さを考える時は、4枚分のカーペットがある事を忘れないように・・・

【給水ポンプ】

ポパイ54店で割引セールの時に買ったので少し安く買えたが、このライヴウェル加工で一番値段が張る部分でもあるが、ライヴウェルの心臓部でもあるので・・・考えようだな。

参考までに・・・こういうやつ

一般的によく見る位置に給水口を取付けた。

ここはボートをカートップする時などに、ボートを立てると・・・どうしても荷重が掛かりメッシュは変形し、下手をすると本体が割れたりする事もあるかもしれない・・・

取付ける位置と、高さに注意!!

【排水口】

オーバーフローして勝手に排出する訳だが、排水口の大きさをケチって小さいものを付けると、排水スピードより給水スピードが勝るとライヴウェルの上面より船内にオーバーフローするので、少し大きめの方が良いと思われる。

ライヴウェル、フレーム、配管が終わり、内臓部の完成!
そして、デッキを取付けて完成!!

フロントデッキが広くなった感じがするが、実際はリアの人の足場が狭くなっている。
しかし、釣りをするのには問題ない空間を維持。

フルフラットに・・・という意見もあったが、リアの人の足場が下がっている方が座る時には楽かなと・・・


各ハッチの開閉画像

@右のハッチのみオープン
A両方のハッチオープン
B全閉
C制御ボックス部オープン

制御ボックス部内画像

ちょっとした小物や工具も入れておける。

【使用例@】

小物入れ!

ライヴウェルとして使わない時は、タックルや小物入れとして使用できる。

ハッチがある為、取り出しやすい!

しかし・・・物を入れているの忘れてポンプONにしたら・・・
( ̄□ ̄;)ゲゲ

【使用例A】

ライヴウェル!

制御ボックスの電源を入れると、フロートセンサーがONになるまで一気に給水を始める!!

水の勢いもイイ感じ(≧∇≦)b

RV−BOX770Dには、仕切り板が付属していたので、バスを区別する為の仕切り板として使用できる!

と、思ったが・・・

仕切ると、幅が30cmくらいしかなく・・・狭すぎた(笑)

まあ、そんなデカイ魚や数多く入る事ないだろうから問題ないかもしれないが・・・ヽ(;´Д`)ノ

フロートセンサーがONになると、間欠タイマーがONになり、60sec毎にポンプがON→OFF→ON・・・と給水する。

ライヴウェル動作テストの時にITK氏のスレッジも活き活き泳いでいたw

フルデッキを装着した船体画像!

これくらい物が無ければ広いんだけどな〜w

実際にタックル等を積み込むとこんな感じに・・・

 

友情出演:ITK

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